奈良県立医科大学 附属病院 腎臓内科学

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2025/02/11研究

孤杉公啓先生の原著論文がClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました!

孤杉公啓先生の原著論文が2025年2月11日にClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました。JRDRのデータベースを用いた観察研究で、265,779名の血液透析患者におけるヘモグロビン(Hb)値と死亡率の関係を調査した結果、Hb値が10.0 g/dL未満の群と13.0 g/dL以上の群で死亡リスクが有意に上昇することが示されました。また、透析期間が10年以上の患者や脳梗塞の既往歴がある患者では、12.0-12.9 g/dLのHb値でも死亡リスクの上昇が認められました。この研究により、透析患者の貧血管理では、適切な範囲を維持することの重要性が示されました。

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