2021/08/07研究
田邊香先生の原著論文が2021年8月7日にClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました.この論文では,1981~2015年の間に腎生検で微小変化型ネフローゼ症候群と診断され,標準治療を行った91名の患者さんを対象として,寛解導入期におけるプレドニゾロンの最適な開始用量について検討しました.その結果,プレドニゾロンの初期投与量によって寛解率,再燃率に有意な差は認めませんでした.標準治療の範囲内において,より少ない初期投与量で寛解を得られる可能性を示しました.