鶴屋和彦教授の原著論文が2023年12月20日にHypertension Research誌に掲載されました。73名のPD患者および34名のHD患者を脳MRIで評価し、2年後に同一患者における（PD患者42名およびHD患者25名）2回目の脳MRIを実施しました。横断的解析では、年齢および性で調整した灰白質/頭蓋内容積比（GMR）は、HD患者よりもPD患者で有意に低く［最小二乗平均(LSM): 39.2％ vs 40.0％、P=0.018］、またGMRの年次変化率はHD患者よりPD患者で有意に大きく、この差は潜在的交絡因子を調整した後も有意でした（LSM: -0.68 vs. -0.28％ポイント/年、P=0.011）。HD患者よりもPD患者で前頭葉委縮がより急速に進行していたことを示しました。