2023/11/29研究
深田文裕先生の原著論文が2023年11月29日にClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました。1981年~2014年の間に経皮的腎生検で糖尿病性腎症と組織診断された396名を蛋白尿の有無で2群に層別し、糸球体病変および間質線維化・尿細管萎縮 (IFTA) と末期腎不全への進展との関連ついてCox比例ハザードモデルを用いて検討しました。糸球体病変は蛋白尿を有する群でのみ末期腎不全の進展リスクと関連していた。一方でIFTAは蛋白尿の有無に関わらず末期腎不全の進展リスクと関連しており、腎予後因子として有用と考えられました。