2023/11/03研究
上村貴之先生の原著論文が2023年11月3日にDiabetes Obesity and Metabolism誌に掲載されました。1981年~2014年の間に経皮的腎生検で糖尿病性腎症と組織診断された408名を対象に、対数変換した血清β2MG値と末期腎不全発症との関連について、Cox比例ハザードモデルおよび総死亡を競合イベントとした競合リスクモデルを用いて検討しました。血清β2MG増加は末期腎不全の発症と有意に関連し、予測性能を改善していました。これより血清β2MG値は糖尿病性腎症患者における独立した予測因子となりうることが示されました。