玉城裕行先生の原著論文が2024年5月25日にClinical Kidney Journal誌に掲載されました！2008～2014年までの健診受診者 725,022名を対象として脈圧で3群（low, normal, high PP）に層別し、観察期間中の収縮期血圧および拡張期血圧と腎アウトカム（30% eGFR低下）との関連についてCox回帰モデルを用いて検討を行いました。一般に血圧が高くなると腎予後が悪くなると知られていますが、拡張期血圧と腎予後との関係についてはこれまで一定の見解が得られていませんでした。本研究において脈圧の高い群（high PP）では拡張期血圧が低い集団でも腎予後が悪いことが示されました。